交通事故で負ったけがの治療の通院日数を水増しし、
保険金をだまし取ったとして、愛知県警は25日、愛知県武豊町の
「松崎接骨院」元経営、M(37)と、
患者の会社員K(37)=名古屋市天白区の両容疑者を
詐欺容疑で逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

岡崎署によると、K容疑者は昨年11月に

乗用車を運転中に追突事故に遭い、

接骨院に通院した。その際、

柔道整復師の資格を持つM容疑者はK容疑者と共謀し、

通院日数を6日から23日に水増しした施術証明書などを作成。

これを損害保険会社に提出し、

治療費名目で2回にわたって保険金約18万円をだまし取った疑いがある。

 

捜査関係者によると、K容疑者は、

別の保険会社に勤める知人女性から、

M容疑者を紹介されたとされる。

 

事故直後の医師の診断では1週間程度のけがと診断されたのに、

2?3日に一度通院したよう偽装。

保険会社から払われる1日4200円の慰謝料を得ていたという。

K容疑者が事故の衝撃でデジタルカメラや

パソコンが壊れたと不審な物損請求をしたため、

損保会社が調査して発覚、県警に相談していた。

 

接骨院は今年9月に閉院したが、

県警は関係先を家宅捜索するなどして内偵捜査を進めていた。

治療費の不正請求はほかに約30件あるとみており

県警はさらに調べる方針。

 

■日数水増し、双方にうまみ

自動車事故などの負傷者数は減っている一方、

自動車損害賠償責任(自賠責)保険への請求額は増加している。

背景には、

接骨院による不正や過剰な請求があるとも指摘されている。